2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

茅の輪(ちのわ)

今日6月30日というのは1年のちょうど半分、折り返し地点になります。 神社には写真のような茅の輪というものが飾られその輪をくぐって、半年間のけがれをはらうそうです。この6月晦日の神事を「名越の祓(なごしのはらい)」といいます。「夏越の祓」も同じ…

六月

《六月をきれいな風の吹くことよ/正岡子規》 草月流のいけばな展『咲くや言の葉』子規や金子みすず、星の王子さまの名文などを花で表した展覧会。 この句に合うイメージの生け花はどちらでしょうね。

白丁花(はくちょうげ)

公園緑地などでよく見られます。実はほんのり甘い香りがします。 @清澄白河駅入口 旧かなだと「はくちやうげ」と表記します。 別名は満天星(まんてんせい)、ばんていし。 《白丁花かざらぬ日々の髪をすく/手塚真帆》

海芋(かいう)

サトイモ科とは思えないヨットのような涼気を感じさせる花ですよね。 別名はカラー。《帆を立てて海芋が呼べり湖の風/朝倉和江》

立葵(葵・花葵)

《貧乏に匂ひありけり立葵/小澤實》

アガパンサス

和名は紫君子蘭。 ちょっと季語にはなっていないようです。 近所、八名川公園に咲いてます。

どくだみ(十薬)

十薬のほうがありがたそうな響きですよね。ペット茶によく入ってます。《どくだみや真昼の闇に白十字/川端茅舎》

仙人掌(さぼてん)

多肉の茎も花も個性的です。 季語だと「仙人掌の花」がメインで出ています。 同じサボテンと発音する別の漢字で「覇王樹」と書いてもOKみたいです。 「月下美人」も同じくくりになってますね。

さくらんぼ

ジューシーであまーいさくらんぼは夏の果物です。 桜桃、桜桃の実ともいいます。 読み方は「おうとう」ですが、旧かなだと「あうたう」となります。《枝かへてまださくらんぼ食べてをる/高野素十》

南天の花(花南天)

秋に見られる赤い南天の実(秋の季語)のほうがよく知られていますよね。 常盤2丁目スーパーの向かいです。ここの木は小ぶりですけどね^^; 《花南天実るかたちをして重し/長谷川かな女》

捩花(ねじばな)・文字摺(もじずり)

ラン科の多年草です。これはわが家の鉢植え。《ねじ花のもののはづみのねぢれかな…宮津昭彦》 捩花>ホントは手へんに「戻」って言う字の「戻」の方が旧字体です。 文字摺は捩花の別の呼び方です。

扇風機

3.11以降、また見直されつつある扇風機。シンプルだけど夏のこの時期やはり涼しくなり重宝しますよね。いまはプロペラがないタイプも出だして、100年後に古い俳句を見て昔は扇風機に羽根があったんだねえ、なんて時代が来たりして。《扇風器大き翼をやすめた…

朝曇(あさぐもり)

夏の暑くなる日に朝方曇ることがありますが、これを朝曇と言います。 昼から暑くなる前触れみたいな感じで、季語として定着したのは近代になってからとのこと。 (写真は新橋駅前)《ふるづけに刻む生姜や朝ぐもり/鈴木真砂女》

ランタナ(別名:七変化)

俳句では紫陽花を七変化といいます。あいにくランタナは季語になっていません。これは清澄白河駅入口に咲いているものですが、街中よく見られます。黄色やオレンジや白のランタナもありますよ。

時計草

必見です!現在過去未来3つの針を持つ魅惑的な花です。 場所は江東区芭蕉展望台入口あたり。 オススメは隅田川散歩と、そら庵のホットざくろティー。 《新宿の町外れなる時計草/岸本尚毅》 ブラジル原産で江戸時代に日本に渡来したそうです。 別名は「ぼろ…

滝は夏の季語になっています。ただ季語になったのは近代になってからとのこと。滝壺で水しぶきをかかったり、また見るだけでも涼しさを覚えることから、夏の季語として定着したのでしょう。《滝の上に水現れて落ちにけり/後藤夜半》 (写真は和歌山県の那智…

梅雨

今日はまさに梅雨というお天気ですね。 しとしとと降り続く雨、北海道を除く日本と揚子江近辺にだけある特有の「季節」と言ってもいいと思います。文字通り梅の実が熟すころだから「梅雨」というそうです。 黴(かび)の時期でもあるので「黴雨」と書いて「…

梔子(くちなし)

とても甘い、いい香です。雨上がりの公園などで、甘い香が癒してくれますよ。 歳時記には「梔子の花」と花まで入れて夏の季語に出ていますね。 「梔子の実」ですと、秋の季語になります。《口なしの花はや文の褪せるごと…中村草田男》

エンジェルストランペット & 桑の実

近所、常盤一丁目の花です。別名トランペット草は20cmほどある大きな花です。 毒性があるので吹いたりしないで下さい(^-^) 桑の実、舌を黒くした日々が懐かしい〓 《桑の実や馬車の通い路ゆきしかば…芝不器男》

夏椿(沙羅の花)・姫沙羅

清澄白河交差点近辺・常盤一丁目で撮りました。夏椿です。清洲橋通りや新大橋交差点の彦久郎斜め向いに咲いています。 仏教に関係のある沙羅双樹とは別です。 常盤一丁目に咲いていた姫沙羅(ひめしゃら)です。 姫沙羅は直径2センチほどの愛らしい花です。…

花菖蒲《清澄庭園》

清澄庭園の花菖蒲、見頃です! 菖蒲、花菖蒲については、俳人の浦川聡子さんが毎週更新されているNHK出版の「あしたの生活」のシリーズで、先日書かれていましたので、そちらをご覧になってみられてはいかがでしょうか。 緑にまつわる言葉 番外編 浦川聡子著…

紫陽花いろいろ

紫陽花はみなさんよくご存知の花の一つだと思います。 読み方は「あじさい」ですが旧かなづかいですと「あぢさゐ」となります。私も俳句をはじめてから知ったのですが、花の色が変化するんですってね。 酸性の土だと青系、アルカリ成分が強い土だと赤紫色に…

ふぉと彩時記です!

みなさん、こんにちは。「ふぉと彩時記」のページを見ていただいてありがとうございます。 この「ふぉと彩時記」は、 俳句を作るときに、季語とわかっていても実際に見たことのない、 特に植物や動物ってわからないですよね♪身近にある動植物など、見たこと…