2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

春泥

雪が解けたり雨量が増えたことでぬかるみができたり、春の泥は人々の生活を悩ませます。シュンデイと読みます。比較的新しい季語だそうです。春の泥《人恋ふは春泥の坂ゆくごとし/秦夕美》

春疾風

春に吹く強い風、突風などのことで「ハルハヤテ」といいます。春風っていうとそよそよと暖かな感じですが、もうちょっと厳しめの感じの季語ですよね。春北風(ハルキタ・ハルナラヒ)・春嵐・春荒《さざ波はかへらざる波春ならひ/八田木枯》

雪解

冬に積もった雪が暖かくなって解け始めることを雪解(ユキゲ・ユキドケ)と言います。川は増水して勢いを増して流れ、また軒に滴る雪解雫(ユキゲシズク)などはまさに春の到来を告げるものですね。雪解水・雪解川・雪解風・雪解野・雪解雫《ぶつかつてすぐ渦となり雪解水/…

雪間

降り積もった雪が春になりところどころ解けて消えた隙間を「雪間」というそうです。芽吹き始めた草が顔を見せれば「雪間草」というとのこと。雪のひま・雪間草《雪消える方へ傾き雪間草/後藤比奈夫》

残雪

春になっても北斜面や山や木の陰になっているところなどに残っている雪のこと。残る雪・雪残る・陰雪(カゲユキ)・去年の雪(コゾノユキ)《田一枚一枚づつに残る雪/高浜虚子》

雪しまき

昨日は東京地方を含め広い地方で大雪に見舞われました。暦の上では立春を過ぎ春になりましたが、本格的な雪でちょっと「春の雪」というような雰囲気を超えていたような感じでしたね。雪しまきの「しまき」は雨雪に強風が混じる状態を表す言葉だそうです。「…

春の雪

立春以降の春になってから降る雪を文字通り「春の雪」という季語で表します。多くの歳時記には暖かい季節になってからの雪なので明るく、また解けやすくあんまり積もらないとされていますが、今日降った雪はすごいですねw。積もってもすぐ消えるので泡雪・…

立春

ご存知節分の翌日が立春で暦の上では今日から「春」ということなんですが、毎度のことながら立春はまだまだ寒く、むしろ寒さの真っただ中という感じすらする時期ですよね。 今年2014(平成26)年の立春は2月4日ですが、旧暦で言うと今日は1月5日だそうで、そ…

春近し

春がもうすぐそこまで来ていること。似たような季語に「春待つ」などがありますが、それに比べると客観的な感じの季語です。春隣・春信《春近し貨物を捌く大きな掌/林徹》 ※写真は待春の横浜みなとみらい。

風邪

風邪は万病のもとと言いますが、空気が乾燥し、インフルエンザなど冬に風邪をひく人が多くなります。うがいや手洗いなど予防に心がけたいものですが、万が一かかってしまったらあきらめてゆっくり休んで早く治しましょう。感冒・流行風邪(ハヤリカゼ)・風邪心地…