2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

打水

暑い夏の温度を少しでも下げようと、昼下がりや夕方などに水を撒くことがあります。最近では温暖化防止策に効果があると見直され、行政や大企業など都心部でも盛んに行われるようになりました。水を打つ・水撒(ミズマキ)・撒水車(サンスイシャ)《打水の拾いひ歩きや神…

夏帽子

熱中症対策など日差しの強い夏の日にかぶる帽子。麦藁帽子やカンカン帽、パナマ帽などがあります。夏帽・麦藁帽子・カンカン帽・パナマ帽《わが夏帽どこまで転べども故郷/寺山修司》

冷蔵庫

いまでこそ各家庭に普通に普及している冷蔵庫ですが、昔は氷を入れて食べ物を冷やしていたそうですわ。暑い季節に冷たいももが好まれることから夏の季語になったとのことです。《妻留守の冷蔵庫さて何も無し/岡本圭岳》

海の日

平成八年に定められた比較的新しい国民の祝日。制定当初は7月20日でしたが平成十五年から今の7月の第三月曜日になりました。なんとなく夏休みの走りの連休で親子で過ごす方も多いのではないでしょうか。海の恩恵に感謝し、海洋国家日本の発展を願う日だそう…

七月

気温もぐっと上り下旬には夏休みを迎える七月。陰暦の文月となると秋の季語となるのでしっかり新暦の七月と理解して夏としての七月を詠んでみてください。《七月や雨脚を見て門司にあり/藤田湘子》

ナイター

夜間に行われる野球を観戦することですが、和製英語だそうです。英語ではナイトゲームと言いますよね。主にプロ野球の試合を指して差し支えないと思います。この季語で、野球の試合の内容がどうちゃらこうちゃらって句はあまりうまくいかないようです。《ナ…

夏の海

炎天下の強い日差しの降り注ぐ夏の海。青い海、白い帆、光りと熱にあふれエネルギッシュですよね。《掌に掬へば色なき水や夏の海/原石鼎》 ※この写真は秦くんからもらいました

蜘蛛

日本に千種類くらいいるそうですね。お尻から糸を出して木と木の間に巣を張るわけですが、夕暮れに多く見かけるって知ってましたか?その巣のことを「蜘蛛の囲(ゐ)」というそうです。蜘蛛の囲・蜘蛛の巣・蜘蛛の糸・女郎蜘蛛・蜘蛛の子《蜘蛛に生れ網をかけ…

熱帯魚

鑑賞用などで好まれる熱帯魚も夏の季語。いろいろな色や形で涼しさを演出してくれますが、水温調節など結構難しいですよね。天子魚(テンシウオ)《熱帯魚縞あきらかにひるがへり/舘岡沙緻》

金魚

元々は鮒を鑑賞用に改良してできたのが金魚だそうで、室町時代末期に中国から伝わったそうです。和金・出目金・オランダ獅子頭・蘭鋳《ビー玉を沈め金魚をよろこばす/那須淳男》

半夏生

二十四節気七十二候のうちの一つですが、俳句でもやってなければ知りも読めもしなくてもおかしくないと思いますが、「ハンゲショウ」と読みます。夏至から11日目の新暦の7月2日ころです。この日までに田植を終えないといけないと言われているそうで、またこ…

夕立

夏の夕方にかけて局地的に短時間に降る雨。雷を伴ったり、雹を降らせたり、最近では「ゲリラ豪雨」と呼ばれることもありますよね。元々武蔵野の夕立は馬の背を分けると言われるそうで激しいことで知られているそうです。ゆだち・よだち・白雨・驟雨・夕立雲…