生活

秋思

「しゅうし」と読みます。秋は物思いにふけったり、どこか淋しくなったり、そんな季節ですよねって感じの季語です。雰囲気あり過ぎの季語なのでやり過ぎるとやり過ぎてしまう、そんな感じの季語かもしれませんw。わけわかんないかなあ?《分かち合ふ秋思ロ…

揚花火

※この写真は恩田冨太さんから頂きました。全国各地で花火大会が行われ、たくさんの花火が打ち上げられます。晩夏の季語として扱われている歳時記もあれば、秋の季語として扱われているものも多くあります。《喝采に間髪入れず揚花火/森田真臣》 ※以前書いた…

筍飯

筍を炊き込んだご飯、おいしいですよね〜♪《雨ごもり筍飯を夜は炊けよ/草間時彦》

泥鰌鍋

栄養価が高いことから夏の滋養強壮にと、夏の季語になっているようです。牛蒡と葱入れて煮て食べる。いかにも精がつきそうですね。ちなみによく「どぜう」と書かれてますが、旧かな的には「どぢやう」が正解だそうです。また「泥鰌」だけでは季語にならない…

焼酎

日本の代表的な蒸留酒。比較的安くアルコール度が高いため安くて酔っぱらえる言わば庶民のお酒という感じでしょうか。昔は暑気払いに好んで飲まれていたようですが昨今では一年中飲まれているようです。《焼酎に甘んじ人生愉快なり/細見しゆこう》

金魚すくい

「金魚」は動物の分類の夏の季語。「金魚すくい」で生活の季語であってもよさそうなもんかなと思いきや季語になってないんだなあこれが。なんだか名句を作ると季語化するらしいのでがんばってみるかw。《注目を浴びて金魚すくひの美女/津野利行》

跣足

「はだし」と読みます。漢字一文字で「跣」や、「裸足」でも「はだし」、「素足」と書いて「すあし」も同列の季語となります。靴を履かずに素足で砂浜などを歩く光景はいかにも夏ですよね。部屋の中でも素足で歩くと夏は気持ちいいですよね。《浜辺行く女も…

水着

※この写真は芸人かつバキバキアートデザイナー(絵描き)のネゴシックス(根来川悟)さんから頂いた、ご本人の水着姿です。どっかのおばちゃんではありませんw♪海やプールで着る水着。毎年の流行があったりしてカラフルに海辺を彩ります。ワンピースやビキ…

新茶

※この写真は菅真美さんから頂きました。その年の新芽で製したお茶のことで、走り茶とも言います。新茶が出回ると前年のお茶は「古茶」となります。《便りより先きに厚意の新茶着く/貞弘衛》

釣堀

※この写真は加藤裕美さんからいただきました。料金をとって魚を釣らせて遊ばせるところだが、なかなかそう簡単には釣れないらしいですw。一年中やっているが、特に人手の多くなる夏の季語となったようです。《釣堀の四隅の水の疲れたる/波多野爽波》

豆飯

※この写真は大年くりやさんから頂きました。蚕豆やえんどう豆、あとグリンピースのもあると思いますが、お豆を炊き込んで塩味をちょいとつけたご飯。豆の緑色と白飯のコントラストが鮮やかです。《日曜はすぐ昼となる豆の飯/角光雄》

夜店

※この写真はMari Hataさんからいただきました、新潟県三条八幡まつりの様子だそうです。社寺の境内の縁日などに欠かせない露店のこと。《父の背が記憶のはじめ夜店の灯/黒崎かずこ》

草刈

※この写真は下記の句の作者でもある、市堀玉宗さんからいただきました。家畜の飼料や農作物の肥料などに使われる雑草を刈り取る作業のこと。《怒る気になれず草刈り始めけり/市堀玉宗》

蜆汁

蜆の味噌汁は春の季語です。「蜆」も春の季語です。《亡ろびたる国の光や蜆汁/高野ムツオ》

茶畑

四月上旬から五月にかけて行われる茶摘み。そのお茶が植えられている畑は緑がつらなり美しいですよね。《茶畑に川靄やさし奥三河/文挟夫佐恵》

剪定

鑑賞のために樹木の形を整えるものも、果実の開花や実がよくなるようにするものも、大きく二つにわかれるようです。伸び過ぎてしまった枝などを切り落とします。《剪定の切り口雪を呼びにけり/石田郷子》

鏡開

《銀行の嘉例の鏡びらきかな/久保田万太郎》正月に飾った鏡餅を食べるのが鏡開、鏡割とも言いますかね。割るのは木槌などで叩いて割るんですが、刃物で切るのはよくないので木槌で叩き、また開くと言ったようです。だいたい1月11日に行われるのが多いみたい…

初句会

《一回も名乗りをあげず初句会/荒川実》年の初め、一発目の句会。

数の子

鰊の胎子を乾燥させて塩漬けにしてあるんだそうです。子孫繁栄を祈って正月に食べるので新年の季語になっているとのこと。《数の子の歯ごたへ数を尽くしつつ/鷹羽狩行》

仕事始

《柝を入れて仕事始の兜町/村瀬水蛍》新年初めて会社へ出てそれぞれの仕事に取り掛かること。挨拶廻りしたり、来た年賀状に目を通したり、いまどきは年末年始にたんまりたまったメールのチェックも仕事始の一つの仕事かもしれません。

年用意

《長梯子さらに伸ばして年用意/早田維紀子》 新年を迎える用意、大掃除、飾りものなどの買い物、お節料理の材料の買い出しなど、慌ただしくも新年を迎える楽しさもあったりします。春支度ともいいます。

雑炊

だいたいあたたかいものは冬の季語、つめたいものは夏の季語と、相場はこうなっておりますが、「雑炊」や「おじや」は冬の季語であります。鍋物の最後のしめの雑炊など、あたたまりますよね。《雑炊や二人暮らしのひとり病む/原数江》

大根干す

※この写真は阿辺豊美さんから頂きました。《大根をどこかに干せりどの家も/右城暮石》沢庵など漬物にするためなどにこうして大根を干すんだそうです。

風呂吹

大根や蕪をゆでて味噌だれなどをかけたもの。「風呂吹大根」でも季語です。 《風呂吹や妻の髪にもしろきもの/軽部烏頭子》

菊人形

その名の通り、菊の花に衣装をまとった人形。明治末期までは千駄木の団子坂が有名だったそうで、それ以降両国国技館でも大規模に開催されていたそうです。現在は各地の公園、境内などで菊人形展が行われています。ちなみに下記の句は、この菊人形を見て詠ん…

芋煮会

仙台に先輩がいるので知りましたが、東京ではあまり聞かない「芋煮会」。宮城、山形方面などでは秋の行楽行事として川原などで盛んに行われています。里芋や肉、野菜などを入れ鍋を囲んで楽しむ。まあのりとしては秋にやるバーベキューに近い感じなのかなと…

※写真は日工大駒場高校捕手の菊池君の汗。《ひとすぢの流るる汗も言葉なり/鷹羽狩行》体温の調節のためにかく汗で、他の季節でもかくことはありますが、灼熱の炎天下のもと、やはり夏にかくのが一般的ですよね。

茶摘

※この写真は谷原恵理子さんからいただきました。《大井川西も東も茶摘かな/淺場英彦》 春の季語ですが写真を頂きましたので、アップさせていただきます。 産地によって差がありますが四月中旬から五月下旬くらいまでの間に茶摘みは行われるようです。摘みは…

冷奴

※この写真はKikoEtsuko Matsuiさんからいただきました。 《冷奴どの一角を崩さうか/津野利行》豆腐を冷して薬味などちょいとのせて醤油をかけて食べる冷奴。さっぱりしておいしいですよね。

遠足

《遠足の列大丸の中とおる/田川飛旅子》何で春の季語なんでしょうね?以前はあるいはいまでも春に行くもんなんですかね。近郊の海や山、動物園や植物園など、学校の友達と出かける遠足はうきうきと楽しいものです。