2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

青葉

若葉などと同様の木々の美しいさまを表しますが、若葉よりも緑の深まりを感じる季語ですね。《鳥籠の中に鳥とぶ青葉かな/渡辺白泉》

青梅

硬くて青い梅の実を青梅(アヲウメ)といい、梅雨時に黄色く熟した実を実梅(ミウメ)というそうです。《青梅を落しし後も屋根に居る/相生垣瓜人》

洗ひ髪

「髪洗ふ」という季語があります。髪を洗ったあとの爽快感は夏に格別。洗ったあと乾くまでの髪を「洗ひ髪」といいます。《すぐ乾くことのさびしき洗ひ髪/八染藍子》

田植

毎日おいしいご飯が食べられるのは、お米を作っていただいている農家のみなさんのおかげです。だいたい五月の上旬ころに田植が行われるところが多いようです。田植をする女性のことを「早乙女」と言うそうですわ。農業に係る季語などとても多く、俳句と農作…

三社祭

祭は総じて夏の季語ですが、浅草で行われる「三社祭」は固有の行事としての季語となっています。五月十七、十八日に近い金曜から日曜に行われますが、今年平成二十五年はこないだの週末に行われました。《大団扇三社祭を煽ぎたつ/長谷川かな女》 ※写真は常盤…

代田

代掻きという土の塊をほぐす作業を終え、田んぼに水が張ってある田植えができる状態の田を「代田(シロタ)」と言います。《水増して代田ひしひし家かこむ/上田五千石》

植田

田植えを終えて間もない田んぼのこと。水田に整然と苗の影が映るのはまさに日本の原風景ですね。《天の神地の神達に植田澄む/右城暮石》 ※写真は宮城県にお住いの永岡さん(元大島南央小PTA会長)からいただきました。

動物の季語もたくさんあるのですが、なかなか写真に収めるのが難しいので登場回数がどうしても減りがちです。今日は夏の季語の動物の中でも比較的撮影が難しいと思われる『蛇』の写真を入手しましたのでw、ご紹介させていただきます。 蛇は冬眠して啓蟄のこ…

単に「祭」と言ったら夏の季語です。古くは京都の上賀茂神社、下鴨神社の祭礼である賀茂祭(葵祭)のことをさしていたようです。東京でも先日の神田明神から、今週末には浅草三社祭があります。祭にまつわる、祭提灯、祭髪、祭太鼓、祭笛、山車、神輿、宵宮…

母の日

五月の第二日曜日はご存知「母の日」、今年は昨日の5/12の日曜日が母の日でしたね。カーネーションの花や贈り物を送るなど、母への日ごろの感謝の気持ちを伝える日で、夏の季語になっています。《母の日のてのひらの味塩むすび/鷹羽狩行》

えごの花

エゴノキ科の落葉樹で5月〜6月に白いかわいい花を下向きに咲かせる木です。《えごの花遠くへ流れ来て居りぬ/山口青邨》

若葉

春に芽吹いた木々は初夏になると新しい葉を吹出します。キラキラ輝く光の中で若葉ははつらつとした美しさを溢れ出してくれますよね。《若葉して仏のお顔かくれけり/夏目成美》

柏餅

粳米(うるちまい)の粉で作った皮の間に餡をはさみ、柏の葉で包んで蒸して作る餅菓子。五月五日、単語の節句に粽とともに供えます。《てのひらにのせてくださる柏餅/後藤夜半》

立夏

二十四節気の一つで新暦の五月五日ころにあたります。暦の上ではこの日から夏、暑く活気に満ちた季節がやってきます。《街角のいま静かなる立夏かな/千葉皓史》

こどもの日

5月5日の国民の祝日。かつての端午の節句。こどもの人格を尊重しこどもの幸福を図る目的で昭和23年に制定。 《こどもの日小さくなりし靴いくつ/林翔》《おとなしき馬駆り出され子供の日/佐藤博美》

みどりの日

国民の祝日。以前は4月29日の昭和天皇の誕生日でしたが、平成19年からゴールデンウィーク中の5月4日になりました。 自然に親しみその恩恵に感謝する日。写真は明治神宮御苑。《新聞にみどりの頁みどりの日/森松まさる》

春の山

雪が解け木々が芽吹く春の山、人も多くその賑わいは生命力を感じさせますね。《春の山たたいてここに坐れよと/石田郷子》

憲法記念日

昭和22年に日本国憲法が施行されたことを記念して設けられた国民の祝日。昨今憲法改正の動きもあり、各方面で憲法に関する議論が活発化している。《憲法記念日天気あやしくなりにけり/大庭雄三》

八十八夜

な〜つ〜もち〜かず〜くは〜ちじゅうは〜ちや とんとん♪ いつから八十八夜かご存知ですか?そう、立春からです。 野菜の苗が伸び、茶摘は最盛期を迎えるこのころ、八十八夜の別れ霜といい、これ以降は霜が降らず、八十八夜に摘んだ茶は不老長寿の妙薬とも言…