2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ゼリー

果汁をゼラチンで冷やし固めたもので、透き通って涼しげな食べ物ですよね。《ふるふると揺れるゼリーに入れる匙/川崎展宏》

蝶に似てるけど、ちょっとグロテスクな感じの蛾(ガ)。とても種類が多く、日本だけでも五千種もいるそうです。だいたいが夜行性みたいですね。《うらがえし又うらがえし大蛾掃く/前田普羅》 ※写真は中学の時の同級生、細井君からいただきました。

今日の季語は小さい生き物「蟻」です。夏の季語なんですねえ。連なって蟻が歩くのを「蟻の道」といい、また地面を掘って作る塚を「蟻の塔・蟻塚」などと言います。これらもすべて季語となります。《蟻這はすいつか死ぬ手の裏表/秋元不死男》

青田

青々とした田んぼ、日本の原風景といった感じですよね。とても美しく、清々しい感じです。《一升瓶提げし人行く青田かな/津野利行》※写真は宮城県の青田、永岡さんに頂きました。

楊桃

楊桃と書いて「やまもも」と読むそうです。山桃で「やまうめ」とも読みます。ヤマモモ科の常緑高木。 夏に赤く熟す実は直径1〜2?で甘酸っぱい。《やまももを頬張つて目の笑ひをり/ 大串章》 写真は清洲橋寄りの清澄公園入口のやまももです。実に手が届きます…

夏至

一年で一番昼間の長い日で、二十四節気の一つでもあります。《地下鉄にかすかな峠ありて夏至/正木ゆう子》

バナナ

私の大好きな果物バナナは夏の季語です。フィリピンや台湾からの輸入品が多いです。《海は照り青きバナナの店ならぶ/田村木国》

父の日

六月の第三日曜日が父の日となっていますが、なんとなく母の日よりインパクトが弱い印象があるのは私だけでしょうか。《父の日の忘れられをり波戻る/田川飛旅子》

パイナップル

切って生で食べたり缶詰の物で食べるパイナップル、原産はアメリカの熱帯地方とのこと。《豪快に切り豪快に喰ふパインアップル/今井永一》

氷菓

アイスクリーム、ソフトクリーム、シャーベットなど、夏の季語になっています。でもちょっと長ったらしくて使いづらいですね。《アイスクリームおいしくポプラうつくしく/京極杞陽》

夏の空

晴れ渡った空から強い日差しが照りつける夏の空、パワーがありますよね。《空き缶がいつか見ていた夏の空/津沢マサ子》

夏シャツ

夏シャツがメインの季語で白シャツ、開襟シャツ、アロハシャツなども同列の季語です。生地も薄く涼しげな感じがする夏のシャツ。クールビズのいまの時代、夏はノーネクタイが主流ですね。《夏シャツの白さ深夜の訪問者/野見山朱鳥》