2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

秋の昼

秋の朝も昼も夜も季語です。どことなくこの手の季語はつかみどころがない感じがしますよね。秋の昼らしいってどういう感じかみなさん想像してみてください。まずは例句を挙げてみます。《水面に鯉のふれたる秋の昼/鴇田智哉》どうですか、秋の昼っぽいですか…

末枯

秋も深まってくると葉は先の方から枯れてきます。葉の先端を末と書いて「ウラ」と読み、「ウラガレ」と読みます。葉っぱの全体が枯れてしまったわけじゃなくそれが余計に侘しさを募らせ近づいた冬を感じさせてくれる晩秋の季語です。《末枯や墓に石置く石の…

柚子

ミカン科の植物だそうです。食べると言うより香りがいいですよね柚子は。同列の季語に柚子の実、木守柚子(キモリユズ)などがあります。柚子湯だと冬の季語になります。 http://d.hatena.ne.jp/photo-saijiki/20121222/1356163775《柚子の香の動いてきたる出荷…

秋の山

山は四季折々いろいろな表情をみせてくれます。秋は大気が澄みわたり遠くの山までくっきりと見え、また紅葉など黄色や赤に彩られる様は華やかな反面さみしさも感じさせてくれます。秋山(アキヤマ)、秋山(シウザン)、秋嶺(シウレイ)、秋の峰《信濃路やどこ迄つゞ…

秋の園

文字通り秋の庭園や公演のことを指す季語です。紫色など様々な花が咲き、緑もだんだんと枯れ落ちて行きます。どことなくひそやかなまた物静かなたたずまいという感じがしますね。秋のソノと読むようです。《暮れかけてまた来る客や秋の園/上川井梨葉》

《柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺/正岡子規》今回の季語の柿の句と言えば上記の子規の句があまりにも有名なのではないでしょうか。もしかして日本であるいは世界で一番有名な句かもしれないなあと思います。 柿は秋の代表的な果物。柿の木の梢に一つ二つ残して…

松茸飯

ご存知松茸飯は食欲の秋を象徴する食事の一つです。松茸を薄切りにして炊き込んだご飯、香りもいいですよね。茸飯も同列の季語。秋は炊き込みご飯で食欲がそそります。《ほんたうは松茸御飯炊いてをり/筑紫磐井》 ※和食レストランさとで食べた松茸御飯。 ※こ…

松茸

やっと松茸を仕入れることができました!・・・じゃなく、松茸の写真を仕入れることができましたwので、ふぉと彩にアップしたいと思います。みなさんご存知の松茸、堂々の秋の季語となっております。香りがいいと言われていますよね。いかにも秋のものです…