2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

俳句は農業と深い関係がありますが、種まきや植付けをする前に田畑を耕す「耕(タガヤシ)」ということそのものも季語となっています。昔は牛や馬に力を借りたり、また人力で耕したものも、昨今ではトラクターなどの機械化が進みました。耕す・タガヤ(タガヘシ)・春耕(…

木の芽

「このめ」と読みます。春に芽吹く木々の芽の総称。芽吹くなんてホント気持ちいい季語ですよね。芽立ち・芽吹く・芽起こし・木の芽晴・木の芽雨・木の芽風《トランペットの一音♯(シャープ)して芽吹く/浦川聡子》

春の海

冬の間荒れていた海も春になると穏やかになります。春の浜・春の渚・春の磯・春の岬《春の海ひねもすのたりのたりかな/与謝蕪村》 ※写真は北海道の小國哲明さんからいただきました。遠くに見えるのは厚賀灯台だそうです。

下萌

早春に地中から草の芽が吹き出ること。雪国などでは残雪の下から新芽が顔を覗かせ、春の到来を実感するそうです。草萌・草青む・畦青む・土手青む・若返る草・駒返る草《草千里下萌えにはや牛放つ/黒川水章》

三月

いよいよ春本番を迎える月、三月。気温も上がってきて様々な花も咲き始め、また人々の生活では卒業式を迎えるなど節目の月でもあります。《三月やモナリザを売る石畳/秋元不死男》