2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

湯婆

《湯たんぽやもう寝返りもならぬ父/木田千女》「たんぽ」と読みます。湯たんぽのことです。昔はブリキの金属製のものを使っていた記憶がありますが、いまでは樹脂製のものの方が街中で売っているのも主流のようですね。あったかくて気持ちいいですよね。「湯…

初不動

《前髪にちらつく雪や初不動/石田波郷》1月28日の不動尊の年のはじめの縁日のこと。ちなみに縁日は毎月28日。不動尊とは五大明王の主尊である不動明王のことで、こわい顔をしていて一切の悪魔を降伏させてしまうほどとか。マン島では千葉県の成田不動尊が有…

雁木

※この写真は丸山智慧子さんからいただた上越市高田地区の雁木だそうです。《雁木とふ急に静かなところかな/中村たかし》新潟県など雪の深い地方には、家の前にアーケード状の囲いをつくり雪の積もるときにも往来できるように雁木を施してある。 (以下丸山さ…

鷽替

※この写真はoboroさんからいただきました。 木でできた鷽を交換し合ったり社務所で新しいものを求めたりする行事で、福岡大宰府の天満宮では1月7日に、東京の亀戸天神では1月25日に行われているとのこと。<いままで悪しきこともうそとなり吉き(ヨキ)に鳥…

左義長

※この写真はYouko Iwasakiさんから頂きました。 どんど・とんど・どんど焼・どんど焚く・飾焚く・注連焚く・吉書揚 正月に行われる火祭りで、小正月あたりに行われることが多いようです。松飾や注連飾などを燃やして、その火で焼いた餅などを食べ一年の無病…

注連飾をはじめ、門や玄関の新年の飾りものの総称として「飾」と言います。《草の戸といふにあらねど飾かな/長谷川櫂》

雑煮

※この写真は玉手のり子さんからいただきました。 お正月の食べ物の代表格のお雑煮。地方によっていろいろな食べ方、文化の違いがあるようです。お餅の形が丸い、四角い。香川県のある地方では丸い餅に餡が入っているようです。汁も関東がおすまし、関西が味…

賀状

正月の挨拶を郵便年賀はがきなどで交わすこと。元旦の朝どっさりとポストに投げ込まれた年賀状を見るのは楽しいものですよね。懐かしい友や思いがけない人からの賀状は更に意外な喜びがあったりしますよね。最近ではネットの普及などで郵便での年賀状のやり…

鏡餅

神仏に供える円形扁平な御餅で大小二段に積んで供えます。その後床飾りとなり武家時代には甲冑を床の間の前に飾りその前に鏡餅を供え、それを「具足餅」や「鎧餅」といったようです。御鏡・飾餅・具足餅・鎧餅《ひび割れをうしろへ廻す鏡餅/嶋田麻紀》 ※以前…

喰積

いわゆるお節料理のことです。もともとは年賀のお客さんをもてなすための儀礼的な料理で縁起物などをお重に詰めて用意しておいたものが現代のお節料理となったようです。節料理・重詰・お節《子の好む味に変はりぬ節料理/澤田佳久》