2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

枯蓮

いろいろな植物は冬になると枯れてしまいますが、この蓮も枯れるんですがことのほか哀れな姿となります。ぽきっと折れたり水没したり、まあ見るも無残でみすぼらしくまた汚い感じすらします。もうこれだけで十分哀れなので、その中の美しさだとか、何か違っ…

水仙花

水仙ヒガンバナ科の多年草、水仙の花。 海岸近くに群生する。 黄水仙は春の季語。写真は、福井県の越前岬から来た、福井物産展の水仙花です。 《水仙や来る日も来る日も海荒れて/鈴木真砂女》《水仙の葉先までわが意志通す/朝倉和江》

火事

なるべくなら起こって欲しくない火事、空気が乾燥して暖房器具を使う冬に起こりやすいことから冬の季語になっています。ホントくれぐれも気をつけたいものです。《火事かしらあそこも地獄なのかしら/櫂未知子》

3万アクセスありがとうございます

ふぉと彩時記、おかげさまで3万アクセスに達しました。 今後とも、よろしくお願いします♪

焼藷

最近では引き売りというよりスーパーの店内や店先で比較的安く売られている焼藷(やきいも)。石焼藷が主流ですね。漢字は「焼芋」でもOK。おやつ時に食べるとあったかくておいしいです。《焼芋という宗教のようなもの/仲寒蝉》

餅花

枝に餅や団子を小さく丸めてつけて、神棚近くの柱などに飾るもので、「もちばな」と言います。もともとは小正月に豊作を祈って作った飾りでしたが、最近では大判小判や縁起物をぶら下げて華やかに店先に飾るのを見かけたりします。『繭玉(まゆだま)』は養…

夜鷹蕎麦

夜に蕎麦や関西ではうどんを食べさせる屋台の引き売りの商売のことで、『夜鳴蕎麦(よなきそば)』の方が耳に馴染みがありますかね。『夜鷹(よたか)』とは、江戸時代に街角で客引きをした最下級の娼婦『夜鷹』の値段にちなむんだそうです。現代ではチャル…

竜の玉

龍の髭の実常緑多年草である龍の髭の実。 瑠璃色の実と線形の葉の緑が美しいので、庭園の植え込みなどに使われます。《雑俳にたましひありぬ竜の玉/成瀬櫻桃子》《生きものに眠るあはれや龍の玉/岡本眸》

鋤焼

漢字ではこう書くんですね。ご存知「すきやき」も冬の季語です。冬は寒さに関すること、そしてその寒さをしのぐためのものやあたたかい食べ物などはだいたい季語という感じですかね。夏はその逆と覚えておくととりあえずいいかもしれません。畑を耕す「鋤」…

寄鍋

冬の料理と言えば鍋ですよね。寄鍋は特に決まった具材に限らず、魚介類や肉や野菜など自由に楽しめますよね。《寄鍋にもつとも遠き席に当る/中原道夫》

新年会

新年を祝う会。いろいろな団体や会社などで行われますよね。《夜は夜の顔ぶれとなり新年会/菊池共子》

初場所

ご存知大相撲の初場所は新年の季語となっています。 一月場所、正月場所でもOK。東京両国国技館で年のはじめの熱戦が繰りひろげられます。《初場所へ花と咲かせて清め塩/鷹羽狩行》《川風に一月場所の太鼓かな/島田五空》

雪だるま

今年の成人式は東京でも雪だるまが作れるほどの大雪でしたね。《雪だるま星のおしゃべりぺちやくちやと/松本たかし》《朝の日に濡れ始めたる雪達磨/稲畑汀子》

鍋焼

鍋焼饂飩(なべやきうどん)のことで、どちらでも季語です。《鍋焼ときめて暖簾をくぐり入る/西山泊雲》

成人の日

成人式一月の第二月曜が国民の祝日で成人式です。平成11年までは1/15でしたが法改正で変わりました。 二十歳の新成人が各地でお祝いをされますが、今年はあいにくの雪で晴着の女性などは大変でしたね。《成人の日をくろがねのラッセル車/成田千空》《成人式…

雪はいろいろな呼び方や種類があるようです。 六花(むつのはな)、小雪、大雪、深雪、粉雪、細雪、小米雪、新雪、根雪、飛雪、雪明り、暮雪(ぼせつ)、雪晴(ゆきばれ)深雪晴などなど、すべて雪に付随する季語で挙げられています。《雪なみれにもなる笑つ…

初雪

その年に初めて降る雪のことです。《初雪の忽ち松に積りけり/日野草城》

冬木の芽

冬芽(ふゆめ)晩夏から秋にかけて形成され、休眠越冬して春に伸びて葉や花になる芽。写真は桜と梅の花芽です。《冬木の芽ことば育ててゐるごとし/片山由美子》《真直ぐに行けと冬芽の挙りけり/金箱戈止夫》

手袋

寒さを防ぐ手袋。身近な季語ですね。《手袋の形が父の手のかたち/津野利行》

鯛焼

ご存知鯛焼は冬の季語です。おいしいですよね♪《鯛焼を頭から食ふ尾から食ふ/杉良介》

破魔矢

「はまや」と読みます。もとは「はまころ」という競技に用いる弓矢を称した。今は正月の厄除けの縁起物として神社で破魔矢を授ける。《たてかけてあたりものなき破魔矢かな/高浜虚子》《肩車されて破魔矢を握りしむ/山崎矢寸尾》

七草・七種

七草籠・七種粥・薺粥(なずながゆ)・薺打つ(なずな打つ)・春の七草五節句の1つ、七草の節句の略。正月七日に行われ七種粥を食べる。三十一文字で次のように覚える。 芹(せり)薺(なづな)御形(ごぎょう)繁縷(はこべら)仏の座(ほとけのざ)菘(すずな)すずしろ …

七福神詣

福詣(ふくまゐり)・福神詣・七福詣・福神巡り元日から7日までの間に、七福神を祀っている神社を巡り歩いて参拝すること。七福神は、大黒天・毘沙門天・福禄寿・弁財天・布袋・寿老人。写真は、隅田川七福神の三囲神社他。 《七福神詣妻子を急がせて/安住敦…

歌留多

歌がるた・いろは歌留多・歌留多会歌がるたは百人一首のように和歌が書かれた札を読み手が読み、下の句の書かれたc札を取り合うもの。いろは歌留多は、色棒かるたのようにことわざなどが書かれたもの。《座をあげて恋ほのめくや歌かるた/高浜虚子》《かるた…

獅子舞

獅子頭(ししがしら)新年の門付けの一種。子どもの頭を噛む真似などをして厄払いをする。《獅子舞いの獅子さげて畑急ぐなり/森澄雄》《獅子頭背にがっくりと重荷なす/西東三鬼》

鏡餠

鏡のように丸いことから鏡餠という説。 お正月に年神さまに供える。《鏡餠暗きところに割れて座す/西東三鬼》《つぎつぎに子等家を去り鏡餠/加藤楸邨》

門松

新年を祝って門の先に立てる松を言います。《門松にひそと子遊ぶ町の月/富田木歩》

福笑

正月を祝う遊びの一つ。昔は子ども雑誌の附録だったり、手描きで作ったりしたものですが、今もあるのでしょうか。写真は都立清澄庭園の正月遊び。《福笑よりも笑ってをりにけり/稲畑汀子》《目のうへにあがる口あり福笑/中原道夫》

買初

売るの初もあれば買いの初も新年の季語です。初買でもOK。 気分も緩んで余計なものまで買ってしまわないようにしたいですよね。 福袋はいいものが入ってたらラッキーですが、いらないものまで入ってることもしばしば。ちなみに福袋は季語じゃないみたいです…

初商

新年になって初めての商売。元日は福が逃げぬようにと店を閉じ、二日から営業する習わしだったそうです。商始(あきないはじめ)、初売、売初、なども同列の季語です。《初売りのお辞儀の列の中通る/若井菊生》