苜蓿の花

※この写真は中塚恵美さんから頂きました。続けて春の季語となりますが、これはみなさん読めますでしょうか?そして何のことだかわかりますでしょうか?そうです、写真を見てもらうとわかると思うんですが、クローバーと言った方がなじみがありますかね。漢字…

※この写真は玉手のり子さんから頂いた、「ニホンアカガエル」だそうです。春の季語ではありますが、いい写真を頂いたのでアップさせて頂きます。私生き物があまり得意ではありませんが、中でも苦手な両生類、カエルちゃんは触れないなあ多分w。「かわづ」と…

修司忌

5月4日は寺山修司さんの忌日。青森県生まれ、1983年に47歳で逝去されている。私、俳句を始めるまで文学などに全くといっていいほど興味がなかったので、なんの人だかほとんどわからず、でもなんとなく競馬関係のメディアで見たことがあるという程度のひとで…

遅日

春になり日没が遅くなったなあっていう感じの季語です。一番日没が遅い、つまり日が長いのは夏至の日ですが冬にさんざん早くに日が暮れるのを見てきたあとの春に感じるという意味の季語です。《縄とびの端もたさるる遅日かな/橋輭石》

春暁

※この写真はPTA会長時代のお仲間、吉川誠さんからいただきました。春の夜明けのこと。古くは春暁(しゅんぎょう)と言えば夜明け前、まだ夜中に続くあたりをいい、春曙(はるあけぼの)は「やうやう白くなりゆく・・・」ということで夜が明けた側の時間帯を…

翁草

※この写真は丸山智慧子さんからいただきました。キンポウゲ科オキナグサ属で、本州、四国、九州の低山地や川原に自生する多年草だそうで、「おきなぐさ」と読みます。花は釣鐘状の赤紫色で、花期が過ぎると白い毛におおわれた実をつけるんだそうですが、それ…

啄木忌

4月13日は石川啄木が亡くなった日だそうで、忌日の季語となっております。名前は知っていましたが、歌人、短歌を詠む人だったんですね。小説を書く人なのかと思ってましたわ。岩手県生まれで26歳の若さで結核で亡くなられたようです。はたらけど はたらけど…

マルスダレガイ科の二枚貝だそうです。北海道から九州にかけて幅広く分布。日本人には古くからなじみのある貝で、お祝いの膳にはかかせない一品だったりします。風味がよく蒸したり焼いたりおいしくいただきます。《蛤のひらけば椀にあまりけり/水原秋櫻子》

片栗の花

※この写真と下記の句は、小酒井あゆみさんから頂きました。山林の斜面の半日陰のところに群生するユリ科の多年草。紫色の花を下向きに咲かせるちょっと変わった見栄えの花です。古くは「かたかご」と呼ばれ万葉集にもその名は登場するとのこと。《大勢の一人…

※この写真は丸山智慧子さんからいただきました。「すみれ」と読みます。スミレ科スミレ属の多年草で、東アジアの日当たりのよい野山に自生しているとのこと。別名が「相撲取草」と言うそうですわ。三色菫(パンジー)はヨーロッパが原産の園芸用の品種だそう…

春の暮

春の夕方、夕暮れ時のことです。 対して春の終わりを表す「暮の春」とごっちゃにならないように注意されたし。《妻亡くて道に出てをり春の暮/森澄雄》

蜆汁

蜆の味噌汁は春の季語です。「蜆」も春の季語です。《亡ろびたる国の光や蜆汁/高野ムツオ》

クロッカス

※この写真は斎藤信義さんから頂きました。南ヨーロッパなどが原産のアヤメ科の球根植物だそうです。春に咲くものと秋に咲くものがあるらしく、春咲きのものを「クロッカス」と言うそうです。じゃあ秋はなんなんだろうかw?黄色、白、紫など可憐な花を咲かせ…

茶畑

四月上旬から五月にかけて行われる茶摘み。そのお茶が植えられている畑は緑がつらなり美しいですよね。《茶畑に川靄やさし奥三河/文挟夫佐恵》

アネモネ

※この写真は川越歌澄さんからいただきました。キンポウゲ科の多年草。地中海沿岸が原生地だそうです。赤、ピンク、紫、青、白など鮮やかな花を咲かせます。《アネモネに不良の匂ひして真昼/櫂未知子》

亀鳴く

※この写真は川越歌澄さんからいただきました。春になると雄の亀が雌を慕って鳴くという、実際は鳴きっこないんですがw、空想の季語の一つです。《亀鳴くを聞きたくて長生きをせり/桂信子》

ミモザ

※この写真は玉手のり子さんからいただきました。マメ科の常緑高木の花だそうで、銀葉アカシアのフランス語名だそうです。オーストラリアが原産で明治の初期に日本に渡来。よい香りを放ち、ヨーロッパでは復活祭のころに咲く花として親しまれているそうです。…

剪定

鑑賞のために樹木の形を整えるものも、果実の開花や実がよくなるようにするものも、大きく二つにわかれるようです。伸び過ぎてしまった枝などを切り落とします。《剪定の切り口雪を呼びにけり/石田郷子》

二月尽

新暦の二月が終わることを言います。他の月より短く、また新年明けの一月の次の月でもあり、あわただしく過ぎ去っていく感じがあります。また、寒さが緩んできていよいよ春本番を迎える気分も出てくる頃です。《束の間のかげらふ立てば二月尽/森澄雄》

※この写真は川越歌澄さんから頂きました。スズメ目ヒタキ科の鳥だそうです。春告鳥とも呼ばれているそうで、文字通り春の訪れを告げる鳥としてなじみがありますよね。鳴き声は例の「ホーホケキョ」という、のりおよしおの漫才を彷彿させ?・・・はしないかな…

風光る

※この写真は栗原康子さんからいただきました。まだ少し寒い日がつづき、春本番とはまいりませんが、春になってきて日差しが強くなり吹く風がまばゆく感じられるようなことを「風光る」といいます。春らしく明るい感じのいい季語ですよね。 平成二十三年三月…

茶摘

※この写真は谷原恵理子さんからいただきました。《大井川西も東も茶摘かな/淺場英彦》 春の季語ですが写真を頂きましたので、アップさせていただきます。 産地によって差がありますが四月中旬から五月下旬くらいまでの間に茶摘みは行われるようです。摘みは…

ゴールデンウィーク

《寝袋をかつぎ黄金週間へ/滝沢伊代次》4月下旬、昭和の日を皮切りに5月5日のこどもの日まで大型連休をゴールデンウィークと言いますよね。黄金週間とも言いますが、季語としてはちと長いのが難点で、なかなか簡単に使いにくい季語の一つではないでしょうか。

遠足

《遠足の列大丸の中とおる/田川飛旅子》何で春の季語なんでしょうね?以前はあるいはいまでも春に行くもんなんですかね。近郊の海や山、動物園や植物園など、学校の友達と出かける遠足はうきうきと楽しいものです。

夏隣

《隙のなき朝の青天夏隣/長田群青》あたたかさと寒さを行ったり来たりしていた春はなんだかあっという間に過ぎていってしまう感じがしますね。ゴールデンウィークとなればもう夏はすぐそこ。読んで字の如し夏の隣と書く晩春を表す季語です。

春の夜

《時計屋の時計春の夜どれがほんと/久保田万太郎》明るさの増した春の夜はどこか艶やかな感じですよね。

春陰

《春陰を吐く煙突やパンツ干す/五島高資》春の曇りがちな天候を言うそうです。春は基本的に明るい日が多いですが憂いを帯びた陰りもまた春のワンシーンに感じますね。

※この写真は上越市の丸山智慧子さんからいただきました。《来ることの嬉しき燕きたりけり/石田郷子》スズメ目ツバメ科の総称って、大きく分けたらスズメってことなのかw?夏鳥として春に飛来してきて人家の軒先などに巣をつくりますよね。その年初めて見た…

八重桜

※この写真は京都市の清水憲一さんから頂きました。《山に出て山に入る日や八重桜/成瀬櫻桃子》八重咲きの桜の総称とのことですが、八重咲きってなんだべw? 桜の中では咲く時期が遅く、満開のころには枝が見えなくなるほど重く垂れ下がるそうです。「いにし…

夜桜

※この写真はプロベースボールプレーヤーの合田智子さんから頂いた上田城千本桜の夜桜です。 《想像のつく夜桜を見に来たわ/池田澄子》一般的な歳時記だと、植物としての「桜」の関連季語として扱ているものも多いですが、角川の大歳時記ですと生活の分類に独…