2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

朝寝

「朝寝」は春の季語なんですね〜。確かにちょっと寒くて布団から出るのがつらい感じもするし、やわらかい日差しが窓から入ってくるのについ寝過ごしてしまう感じがしますよね。 ちなみに、「昼寝」は夏の季語になります。《朝寝してとり戻したる力あり/稲畑…

冴返る、春寒、余寒

どれも春になったんだけど、寒いことを表す季語で、同列に扱う歳時記もあるようです。微妙なニュアンスの違いを書いてみますのでご参考になさってください。 冴返る(さえかえる) あったかくなりかけたころにまた寒さが戻る感じです。「返る」がポイントで…

雛祭

桃の節供・雛飾り・雛の家・五人囃・雛あられ・吉野雛など。桃の節句はもともとは五節句の1つ。人形(ひとがた)で体の穢れを祓い川に流した上巳の日の祓いの行事に雛遊びの風習が習合したものです。 江戸時代から紙雛にかわって内裏雛が多く作られるようにな…

草餅

茹でた蓬の葉を搗き込んだ餅だそうで、餡を包んだものが多い。《草餅を焼く天平の色に焼く/有馬朗人》

鶯餅

餡わくるんで餅の端っこをぴょんと尖らせて、青黄粉をまぶしてある和菓子。形や色が鶯を思わせるからこの名がついたと。お味は・・・、お三時にいただいてみます♪《街の雨鶯餅がもう出たか/富安風生》《鶯餅つまみどころのありにけり/百合山羽公》

チューリップ

花をよく知らない私でも知ってた数少ない花のうちの一つ、チューリップ!ユリ科の球根植物でいろんな色の花を咲かせますよね。《殺人があったぱかぱかチューリップ/坪内稔典》

薄氷

春になっても気温があがらず、氷が張ることがあります。よほどの北国でなければスケートができるほど厚い氷は張らず、薄い氷です。薄い氷と書いて、ウスライ、ウスラヒ、ウスゴオリと読みます。春氷とも言います。《父病めば空に薄氷あるごとし/大木あまり》…

雨水

二十四節季の一つ雨水は新暦の2月18日ころ。今年は今日18日が雨水です。 降る雪が雨に変わり、積もった雪や氷が解け出し水に変わるという、季節感たっぷりの季語ですね。また雛人形を飾る時期は立春から二月中旬までにという説が多いですが、この雨水までに…

菜の花

花菜・菜種の花・花菜雨・花菜風日本で古くから栽培されていたのは油菜で、現在ではほとんどが西洋油菜に取って代わったそうです。《菜の花てふ平凡を愛しけり/富安風生》《菜の花や月は東に日は西に/与謝蕪村》

紅梅

単に梅と言えば白い梅。赤い梅は紅梅と言い、俳句の季語としては使い分けています。一般的には白梅より紅梅の方が遅く咲くそうです。《紅梅や枝枝は空奪ひあふ/鷹羽狩行》

バレンタインデー

ローマ司教が殉教した日とローマ神話とが結びつき、恋人同士が贈り物を交わす日になった。日本では好きな男性にチョコレートを渡して告白する日ですが、義理チョコ、友チョコ、逆チョコなんていうのもあるようです…。 《いつ渡そバレンタインのチョコレート/…

建国記念の日

1873年神武天皇即位の日をもって太陽暦の2月11日を祝日としたもので、四大節の一つの紀元節という名称だった。 国家主義的祝日として戦後に紀元節は廃止されたが1966年にいまの「建国記念の日」として復活。復活に際しては軍国主義、思想の自由などに対する…

蝋梅(ろうばい)

唐梅(からうめ)中国原産なので唐梅ともいう。 蝋細工のように半透明で光沢があるので蝋梅というが、蝋月(旧暦12月)に咲くことから蝋梅とも書く。《蝋梅を無口の花と想ひけり/山田みづえ》 《蝋梅の光沢といふ硬さかな/山上樹実雄》

春の雲

なんとなくぼんやり、おぼろにっていう感じが似合う春。夏の入道雲や秋の鰯雲などと違って、春の雲はうすぼんやりとした雲がいかにも春らしいですね。《春の雲人に行方を聴くごとし/飯田龍太》

春雨

雪が降るかもとという予報だった東京地方ですが、場所によっては雪になっているようですが、雨になったところもありました。微妙な気温の変化で雪になるか雨になるか紙一重のところなのでしょうね。月形半平太の「春雨じゃ濡れてまいろう」という台詞もある…

鞦韆

昨日2月4日が立春で暦の上では「春」になりました!いきなり難しい漢字な感じですが、鞦韆と書いて『しゅうせん』(旧かな表記は「しうせん」)と読みます。一般的な言い方ですと『ぶらんこ』のことです。なんでぶらんこは春の季語となっているかと言うと、…

マスク

風邪の予防などにするマスクは冬の季語です。ちなみ、風邪、咳、くしゃみなども冬の季語となっています。風邪には気をつけましょう。《美しき人美しくマスクとる/京極杞陽》