2017-01-01から1年間の記事一覧

冬の蜂

※この写真は佐々木司門さんから頂きました。だまって「蜂」と言えば春の季語、花の咲くころに蜜を求め運ぶ姿をよくみかけますよね。その春に活動がよく見かけられる蜂、冬にみかける姿はどうなのでしょうか?やはり春との比較する姿が下敷きにないと詠んでも…

赤蜻蛉

※この写真は丸山智慧子さんからいただきました。蜻蛉のうち体が赤い蜻蛉をこう呼びますが、実際に「赤蜻蛉」という名前の種はいないようですね。《この村の人より多き赤蜻蛉/今野貴美子》

櫓田

※この写真は天宮風牙さんからもらいました。稲を刈り取った切り株から新しい芽が生えてくる、それを「ひつじ」というそうですわ。それが田一面に生じるので「櫓田(ひつじだ)」という。なかなか読めないですよね、俳句でもやってないと倶楽部♪w《櫓田の踏…

※この写真はKikoEtsuko Matsuiさんから頂きました。日本沿岸を回遊していますが特に秋は味もよく大漁となるそうです。《鰯食ふ大いに皿をよごしては/八木林之助》

秋の風

※この写真は近恵さんから頂きました。初秋から晩秋と秋に吹く風すべてを指すことから、様々な情景、趣を持つのが秋の風。色なき風、金風、素風、爽籟など、呼び方もいろいろ。《もういちど吹いてたしかに秋の風/仁平勝》

葡萄棚

※この写真はDaisuke Teranishiさんからもらいました。秋の果物のひとつ葡萄は、棚をつくりそこにぶら下がるように生ります。葡萄棚の下での葡萄狩、楽しいですよね。 《老いてゆく恋人よ葡萄棚の下/今井杏太郎》★前に書いた「葡萄」 http://d.hatena.ne.jp/p…

秋茄子

※この写真は、師匠西村和子先生からもらった十全茄子です。あまりにおいしいせいか、「秋茄子は嫁に食わすな」なんてことわざがあるくらい。焼いたり、漬物にしたりと、まさに食欲の秋を代表する食材のひとつですね。《その尻をきゆつと曲げたる秋茄子/清崎…

秋思

「しゅうし」と読みます。秋は物思いにふけったり、どこか淋しくなったり、そんな季節ですよねって感じの季語です。雰囲気あり過ぎの季語なのでやり過ぎるとやり過ぎてしまう、そんな感じの季語かもしれませんw。わけわかんないかなあ?《分かち合ふ秋思ロ…

秋の蝉

※この写真は川越歌澄さんから頂きました。秋になってもまだまだ鳴く蝉いますよね。秋蝉と書いて「しゅうせん」と読みます。《川越えてしまへば別れ秋の蝉/五所平之助》

葛の花

※この写真はSheena Fujiharaさんから頂きました。秋の七草の一つだそうです。夏から秋にかけて穂状花序が立ち上がり、下から上へと赤紫色の花を咲かせるとのこと。《葛の花むかしの恋は山河越え/鷹羽狩行》

秋めく

※この写真は川越歌澄さんからもらった、私の母校蔵前工業高校の写真です。まさに秋らしくなることです。五感すべてにおいて秋の訪れを感じ取る、季節の移ろいを敏感に感じ取るような季語ですね。《秋めくや一つ出てゐる貸ボート/高橋悦男》

秋暁

※この写真はHiroko Shimaさんから頂きました。「しゅうぎょう」と読みます。秋の夜明のこと。立秋を過ぎ日の出の時刻はどんどん遅くなってきます。心理的に夜が長く感じることにもつながり秋の深まり、また皮膚感覚にも冷たさを感じてくるようになり、季節の…

秋遍路

※この写真は松下竜市さんからいただいた、西国四番札所「施福寺」の御朱印の写真です。だまって「遍路」と言えば春の季語、秋に行う四国八十八か所札所めぐりは「秋遍路」と言います。《本堂の裏にぐつたり秋遍路/佐藤旅史》

処暑

二十四節気の一つで8月23日ころ。「処」はおさまるという意味で暑さがおさまるころということなんでしょうが、今日も暑かったですね〜。 《処暑の荷を右に左に弥次郎兵衛/紅林照代》

秋の湖

※この写真はKikoEtsuko Matsuiさんからいただいた琵琶湖の写真です。ひと夏を越えた少しゆったりした感じがありますかね。秋晴れの爽やかさが、大きな湖の広がりを感じさせてくれる秋の湖です。「あきのみずうみ」とも「あきのうみ」とも読んでいいようです…

長崎忌

昭和20年8月9日、6日の広島につづき長崎にも原爆が投下され多くの犠牲者が出た。広島の原爆忌と同じく「原爆忌」とも言われ、平和や核の廃絶が呼びかけられる。 暦の上で9日は立秋をまたぐので秋に分類されるが、どちらかというと夏感のある季語、加えて平和…

揚花火

※この写真は恩田冨太さんから頂きました。全国各地で花火大会が行われ、たくさんの花火が打ち上げられます。晩夏の季語として扱われている歳時記もあれば、秋の季語として扱われているものも多くあります。《喝采に間髪入れず揚花火/森田真臣》 ※以前書いた…

※この写真は田中由美さんからいただきました。落雷に伴って積乱雲から降ってくる氷の塊、直径5mm以上のものを言うそうです。《沸沸と雹浮く沼のおもたさよ/三橋敏雄》

半夏生

※この写真は丸山智慧子さんから頂きました。ドクダミ科の多年草で7月初旬に葉の付け根に花を咲かせます。《半夏生咲かせ半信半疑かな/山田みづえ》

五月闇

旧暦の五月、五月雨の降るころに厚い雲に覆われ昼でも暗いような日をたとえてこう言う。 《やはらかきものはくちびる五月闇/日野草城》

筍飯

筍を炊き込んだご飯、おいしいですよね〜♪《雨ごもり筍飯を夜は炊けよ/草間時彦》

泥鰌鍋

栄養価が高いことから夏の滋養強壮にと、夏の季語になっているようです。牛蒡と葱入れて煮て食べる。いかにも精がつきそうですね。ちなみによく「どぜう」と書かれてますが、旧かな的には「どぢやう」が正解だそうです。また「泥鰌」だけでは季語にならない…