揚花火

※この写真は恩田冨太さんから頂きました。全国各地で花火大会が行われ、たくさんの花火が打ち上げられます。晩夏の季語として扱われている歳時記もあれば、秋の季語として扱われているものも多くあります。《喝采に間髪入れず揚花火/森田真臣》 ※以前書いた…

※この写真は田中由美さんからいただきました。落雷に伴って積乱雲から降ってくる氷の塊、直径5mm以上のものを言うそうです。《沸沸と雹浮く沼のおもたさよ/三橋敏雄》

半夏生

※この写真は丸山智慧子さんから頂きました。ドクダミ科の多年草で7月初旬に葉の付け根に花を咲かせます。《半夏生咲かせ半信半疑かな/山田みづえ》

五月闇

旧暦の五月、五月雨の降るころに厚い雲に覆われ昼でも暗いような日をたとえてこう言う。 《やはらかきものはくちびる五月闇/日野草城》

筍飯

筍を炊き込んだご飯、おいしいですよね〜♪《雨ごもり筍飯を夜は炊けよ/草間時彦》

泥鰌鍋

栄養価が高いことから夏の滋養強壮にと、夏の季語になっているようです。牛蒡と葱入れて煮て食べる。いかにも精がつきそうですね。ちなみによく「どぜう」と書かれてますが、旧かな的には「どぢやう」が正解だそうです。また「泥鰌」だけでは季語にならない…

焼酎

日本の代表的な蒸留酒。比較的安くアルコール度が高いため安くて酔っぱらえる言わば庶民のお酒という感じでしょうか。昔は暑気払いに好んで飲まれていたようですが昨今では一年中飲まれているようです。《焼酎に甘んじ人生愉快なり/細見しゆこう》

夏の雲

積乱雲など夏の雲は青空に湧き上がって生命力を感じますよね。《夏の雲襟元締めて喪の女/木場田秀俊》

メロン

※この写真はMari Hataさんからいただきました。ウリ科の一年草の実、原産はアメリカだそうです。日本には明治のころに入ってきたとか。高級なイメージのある果物ですよね。実は私、大人になるまで食べられませんでしたw。《あどけなさ残るくちびるメロン食…

蓮の花

※この写真は川越歌澄さんからいただきました。ハス科の多年生水草で、池や沼などに早朝咲いて四日ほど美しく大きな花を咲かせているみたいですね。《蓮の花遠くにばかり見えてをり/久保ともを》

木下闇

※この写真は女流棋士の船戸陽子さんからいただきました。夏木立の鬱蒼と茂る中は昼でも暗く闇のようで、その様を木下闇(こしたやみ)と言います。《街騒に隣り合せの木下闇/多賀たか子》

涼し

夏の暑い日に感じる思いがけない涼しさを感じることってありますよねえ?風鈴の音や流れる水、暑いからこそ涼を求めるということですかね。《大の字に寝て涼しさよ淋しさよ/小林一茶》

青鬼灯

※この写真は丸山智慧子さんから頂きました。まだ外側の外苞が青い未熟な鬼灯のこと。秋に赤くなり、だまって鬼灯と言うと秋の季語となります。《青鬼灯少女も雨をはじきけり/石田波郷》 ※以前書いた鬼灯 http://d.hatena.ne.jp/photo-saijiki/20120808/13443…

夏の霧

※この写真は川越歌澄さんから頂きました。霧だけだと秋の季語ですが、夏にも霧が発生することがあります。多少涼しさも感じられたりします。 《夏霧の海より湧きて海に去り/鈴木真砂女》

跣足

「はだし」と読みます。漢字一文字で「跣」や、「裸足」でも「はだし」、「素足」と書いて「すあし」も同列の季語となります。靴を履かずに素足で砂浜などを歩く光景はいかにも夏ですよね。部屋の中でも素足で歩くと夏は気持ちいいですよね。《浜辺行く女も…

紗羅の花

※この写真は丸山智慧子さんから頂きました。ツバキ科の落葉高木で別名は夏椿だそうです。6〜7月頃、直径5〜7センチの椿に似た白い花を咲かせ、1日経つと首のところからぽとりと落花してしまうそうですわ。「しゃら」とも「さら」とも読むようです。《地に落…

グラジオラス

※この写真は桧鼻幹雄さんから頂きました。アヤメ科の多年草だそうです。六月ごろ剣先の葉間から60〜90センチほどの茎を伸ばし、横向きに多数の花を開く。オランダ船がもたらしたので和蘭菖蒲と言われたそうです。《まあいいか少しうるさいグラジオラス/川崎…

氷河

※この写真はアンカレッジ在住の井伊辰也さんから頂きました。高山の万年雪が氷の塊となって低地へ流れ下ってくるものを言うそうです。写真を頂いた辰也さんの住む北米やヨーロッパなどでは、主に夏の間、登山や観光の目的地となるそうです。なかなか目の当た…

水着

※この写真は芸人かつバキバキアートデザイナー(絵描き)のネゴシックス(根来川悟)さんから頂いた、ご本人の水着姿です。どっかのおばちゃんではありませんw♪海やプールで着る水着。毎年の流行があったりしてカラフルに海辺を彩ります。ワンピースやビキ…

四十雀

※この写真は丸山智慧子さんから頂きました。シジュウカラ科の小鳥。スズメほどの大きさで頭部が黒く胸部は白く、ネクタイのような黒い模様が入っているのが特徴的だそうです。《少年の影刻明に四十雀/飯田龍太》

睡蓮

スイレン科の多年生水草。7月頃に直径数センチの蓮に似た花を咲かせます。白や黄色、桃色などの花が咲くそうです。在来種の「未草(ひつじぐさ)」は沼地に自生して6〜9月頃に白い清楚な花を咲かせるそうです。花は未の刻(午後二時)に開くと言われこの名が…

目高

※この写真は菅真美さんから頂きました。メダカ科の淡水魚。体長4センチくらい、目が大きく張り出している。水槽などで比較的手軽に飼われるが、いまでは絶滅危惧種にも指定されているようです。《水槽に寄れば寄り来る目高の目/内田定子》

青山椒

※この写真は丸山智慧子さんから頂きました。ミカン科の落葉低木樹。秋に熟するけど、夏のまだ青く小粒のものを青山椒というそうで、辛味を楽しみ、また佃煮などにもするそうです。ちなみに初めてみましたw。《櫛に水つけて髪梳く青山椒/鈴木節子》

泰山木の花

※この写真はKikoEtsuko Matsuiさんから頂きました。モクレン科の常緑樹で六月ごろ直径15センチほどの白い大きな花を空に向かって咲かせるとのこと。葉は長さ12〜25センチほどの楕円形で艶があるんだそうです。北米が原産で明治初期に渡来したとのこと。《水…

夏の山

※この写真は丸山智慧子さんから頂きました。高い山も雪が解け、青葉が茂り生命力にあふれたみずみずしい感じの夏の山。登山が好きな方が夏山を目指して登るシーズンでもあります。《裏口を出てふるさとの夏の山/深見けん二》

新茶

※この写真は菅真美さんから頂きました。その年の新芽で製したお茶のことで、走り茶とも言います。新茶が出回ると前年のお茶は「古茶」となります。《便りより先きに厚意の新茶着く/貞弘衛》

京鹿子

※この写真は丸山智慧子さんから頂きました。バラ科シモツケソウ属、国産の多年草だそうです。6、7月頃、茎の頂上部分にピンク色の粒状の花を咲かせます。京都で染めた鹿の子絞りに見立ててつけられた名前だそうで、とても優美な感じですよね。ちなみに私はこ…

桜の実

桜の花を愛する日本人もなかなか桜の実は見たことがあるひとは少ないのではないでしょうか。私も先月初めてみましたw。梅雨のころに赤黒くなるそうです。《桜の実わが八十の手を染めし/細見綾子》

ダービー

JRA日本中央競馬会で、概ね5月の最終日曜日に行われる日本ダービー。正式な名称は「東京優駿」、芝コースの2400mのレースだが、何と言ってもこのレースの最大の特徴は同世代間のチャンピオン決定戦で、3歳馬限定のどことなく夏の甲子園大会のような一生に一…

釣堀

※この写真は加藤裕美さんからいただきました。料金をとって魚を釣らせて遊ばせるところだが、なかなかそう簡単には釣れないらしいですw。一年中やっているが、特に人手の多くなる夏の季語となったようです。《釣堀の四隅の水の疲れたる/波多野爽波》