土用

土用の丑の日だから鰻をたべよう!」という、あの土用って、みなさんなんのことだかわかりますか?私は若い頃、鰻屋のおやじに「おじさん、漢字間違ってるよ!」とか「おじさん今日木曜だよ〜w」ってな程度で、大人になったいまでもぴんときておりませんでした。

歳時記によりますと、立秋など季節の変わり目の前の18〜19日前の日を土用と言うそうで、今年2012年は8/7が立秋でその19日前の7/19、昨日が土用でした。季節の変わり目全てなので、秋の前だけでなく冬の前も春の前も夏の前も土用はあります。ですが一番盛り上がるのは秋の前、つまり夏のこの時季の土用ですね。土用一日目を土用太郎、今日7/20にあたる二日目を土用次郎、三日目を土用三郎というそうで、農耕との結び付きが大変強く、土用三郎の天候によって稲の豊凶を占ったりするそうです。また季節の変わり目ということでいいますと「節分」も同じような感じで、いまは立春の前日のみを節分といいますが、元来立夏立秋立冬それぞれの前日を節分と呼んでいたそうです。

よく耳にする土用の丑の日ですが、十二支の「子丑寅卯…亥」のあれでして、18日あるので丑の日が二度ある年もあることになります。そういう年は一の丑、二の丑ということになりますが、鰻屋さんが賑わうのわ、だいたい最初の丑の日の方みたいです。
今年は7/27の金曜が土用の丑の日になるとねことです。

《働いて飯食ふ土用太郎かな/ながさく清江》