曼珠沙華

彼岸花死人花(しびとばな)・天蓋花(てんがいばな)・幽霊花・捨子花・狐花
呼び名がかなりたくさんある。花後、細い葉が出て、翌年春に枯れる。鱗茎は澱粉を多量に含み、有毒だが、晒して救荒食物とするため畑の傍らや墓地など人里に近いところに植えられた。

《影法師ながし天蓋花の径/藤田ひろむ》

《つきぬけて天上の紺曼珠沙華/山口誓子