雪が降るかもとという予報だった東京地方ですが、場所によっては雪になっているようですが、雨になったところもありました。微妙な気温の変化で雪になるか雨になるか紙一重のところなのでしょうね。
月形半平太の「春雨じゃ濡れてまいろう」という台詞もあるように、冬の雨と違って春の雨はしっとりとした趣のあるものとして古くから句に詠まれてきたようです。ホントは三月、四月と、もう少し実際に温かくなってきてからの「春の雨」を詠む方がいいんでしょうね。ちょっと時期的に早いのかもしれませんが、『春雨（はるさめ）』をご紹介しました。
春の雨、春霖（しゅんりん）も同義の季語です。
《春雨のかくまで暗くなるものか/高浜虚子》
