神無月

陰暦の十月を神無月といいます。世の神様が皆出雲大社に集まるそうで、神様がいなくなるから神の無い月と書いて神無月(カンナヅキ)と言うそうです。ちなみに出雲の国(島根県)では神有月(カミアリヅキ)と言うそうですわ。陰暦の十月とはいまの十一月で、十月と言えば秋の季語、神無月と言えば冬の季語なのでちょっと迷う季語ですよね。でもまあ秋から冬への変わり目という意味では比較的詠みやすい、使いやすい季語なのかもしれないので、みなさんアタックしてみましょう。

《空狭き都に住むや神無月/夏目漱石