新年

歌留多

歌がるた・いろは歌留多・歌留多会歌がるたは百人一首のように和歌が書かれた札を読み手が読み、下の句の書かれたc札を取り合うもの。いろは歌留多は、色棒かるたのようにことわざなどが書かれたもの。《座をあげて恋ほのめくや歌かるた/高浜虚子》《かるた…

獅子舞

獅子頭(ししがしら)新年の門付けの一種。子どもの頭を噛む真似などをして厄払いをする。《獅子舞いの獅子さげて畑急ぐなり/森澄雄》《獅子頭背にがっくりと重荷なす/西東三鬼》

鏡餠

鏡のように丸いことから鏡餠という説。 お正月に年神さまに供える。《鏡餠暗きところに割れて座す/西東三鬼》《つぎつぎに子等家を去り鏡餠/加藤楸邨》

門松

新年を祝って門の先に立てる松を言います。《門松にひそと子遊ぶ町の月/富田木歩》

福笑

正月を祝う遊びの一つ。昔は子ども雑誌の附録だったり、手描きで作ったりしたものですが、今もあるのでしょうか。写真は都立清澄庭園の正月遊び。《福笑よりも笑ってをりにけり/稲畑汀子》《目のうへにあがる口あり福笑/中原道夫》

買初

売るの初もあれば買いの初も新年の季語です。初買でもOK。 気分も緩んで余計なものまで買ってしまわないようにしたいですよね。 福袋はいいものが入ってたらラッキーですが、いらないものまで入ってることもしばしば。ちなみに福袋は季語じゃないみたいです…

初商

新年になって初めての商売。元日は福が逃げぬようにと店を閉じ、二日から営業する習わしだったそうです。商始(あきないはじめ)、初売、売初、なども同列の季語です。《初売りのお辞儀の列の中通る/若井菊生》

初詣

初参(はつまゐり)・初社(はつやしろ)・初神籤(はつみくじ) 元日に氏神またはその年の恵方に当たる方角の神社仏閣にお参りすること。新しい1年の息災を祈願する。《日本がここに集まる初詣/山口誓子》《御手洗(みたらし)の杓の柄青し初詣/杉田久女》

新年

新しい一年のスタート。いいこともいやなことも一度リセットして新たな年を迎えます。年新た、新玉の年、年始、年立つ、年立ち返る、年明く、年改まる、年来る、年迎ふ、なども同列の季語になります。《新年の謎のかたちに自在駒/平井照敏》《路地の子が礼し…