2015-01-01から1年間の記事一覧

10万アクセス突破御礼!

6月になりました。今月が終わると今年も半分が終わったことになりますね。いつの間にかではありますが、この『ふぉと彩時記』、おかげさまで10万アクセスを突破しておりました。2012年(平成24年)の6月にスタートしたので3年での突破ということになります。…

トマト

《あかあかと熟れてトマトの見捨てられ/山田まや》ナス科の野菜だそうです。原産は地はペルーで、最初は観賞用として植えられ食用として普及しだしたのが対象末期以降、昭和に入ってからの野菜のようです。冷して塩を振って食べたり、煮込んだりジュースやケ…

茶摘

※この写真は谷原恵理子さんからいただきました。《大井川西も東も茶摘かな/淺場英彦》 春の季語ですが写真を頂きましたので、アップさせていただきます。 産地によって差がありますが四月中旬から五月下旬くらいまでの間に茶摘みは行われるようです。摘みは…

暑さ

《マヨネーズおろおろ出づる暑さかな/小川軽舟》今日も暑いですねえ。そう言ったら罰金ねってくらいの暑さ!暑し・暑さ・暑(しょ)、どれも夏の季語です。

朝焼

※この写真はPTA会長時代の仲間、吉川誠さんからいただきました。《朝焼のマッターホルン真向ひに/中西昭子》 日の出のころ、東の空が薄紅色などの色に染まる朝焼。夕方の夕焼とともに、夏だけに起こる現象ではないが夏の美しさは格別ということで夏の季語に…

クレマチス

《鉄線の花の紫より暮るる/五十嵐播水》昨日初めて見て、知った花ですw。別名で鉄線花というんですね。こちらは初耳だと思いますw。もともと中国が原産で江戸時代に渡来したそうで、クレマチスそのものは鉄線花とカザグルマなどを交配したものだとか。キン…

青嵐

《濃き墨のかわきやすさよ青嵐/橋本多佳子》青葉の頃に吹き荒れるやや強い南風のことをこういうそうです。

冷奴

※この写真はKikoEtsuko Matsuiさんからいただきました。 《冷奴どの一角を崩さうか/津野利行》豆腐を冷して薬味などちょいとのせて醤油をかけて食べる冷奴。さっぱりしておいしいですよね。

ゴールデンウィーク

《寝袋をかつぎ黄金週間へ/滝沢伊代次》4月下旬、昭和の日を皮切りに5月5日のこどもの日まで大型連休をゴールデンウィークと言いますよね。黄金週間とも言いますが、季語としてはちと長いのが難点で、なかなか簡単に使いにくい季語の一つではないでしょうか。

遠足

《遠足の列大丸の中とおる/田川飛旅子》何で春の季語なんでしょうね?以前はあるいはいまでも春に行くもんなんですかね。近郊の海や山、動物園や植物園など、学校の友達と出かける遠足はうきうきと楽しいものです。

夏隣

《隙のなき朝の青天夏隣/長田群青》あたたかさと寒さを行ったり来たりしていた春はなんだかあっという間に過ぎていってしまう感じがしますね。ゴールデンウィークとなればもう夏はすぐそこ。読んで字の如し夏の隣と書く晩春を表す季語です。

春の夜

《時計屋の時計春の夜どれがほんと/久保田万太郎》明るさの増した春の夜はどこか艶やかな感じですよね。

春陰

《春陰を吐く煙突やパンツ干す/五島高資》春の曇りがちな天候を言うそうです。春は基本的に明るい日が多いですが憂いを帯びた陰りもまた春のワンシーンに感じますね。

※この写真は上越市の丸山智慧子さんからいただきました。《来ることの嬉しき燕きたりけり/石田郷子》スズメ目ツバメ科の総称って、大きく分けたらスズメってことなのかw?夏鳥として春に飛来してきて人家の軒先などに巣をつくりますよね。その年初めて見た…

八重桜

※この写真は京都市の清水憲一さんから頂きました。《山に出て山に入る日や八重桜/成瀬櫻桃子》八重咲きの桜の総称とのことですが、八重咲きってなんだべw? 桜の中では咲く時期が遅く、満開のころには枝が見えなくなるほど重く垂れ下がるそうです。「いにし…

夜桜

※この写真はプロベースボールプレーヤーの合田智子さんから頂いた上田城千本桜の夜桜です。 《想像のつく夜桜を見に来たわ/池田澄子》一般的な歳時記だと、植物としての「桜」の関連季語として扱ているものも多いですが、角川の大歳時記ですと生活の分類に独…

麗か

《麗かや大地も空も吾のもの/川崎俊子》「うららか」と読みます。なごやかな春の日に晴れて輝く様をいい春の季語になっています。

花蘇芳

漢字読めないですよねえ?「ハナズオウ」と読むそうです。マメ科の落葉低木だそうで、花が終わらないうちにハート形の葉が出て、そして莢(さや)エンドウに似た実をつけ始めるそうです。 ※この写真は阿部さん撮影のものです。《荻窪にまだ百姓家花蘇芳/富安…

四月

※写真のカレンダーは高校時代の同級生、原くんがやってるBMW6シリーズ専門ショップの4月のものです。《一枚の転居通知の来て四月/大橋麻沙子》陽暦の四月、所謂新年度のスタートの月でもあり、新生活の節目の月です。桜をはじめとした花も多く咲き乱れ、…

春炬燵

《かくれんぼ入れてふくらむ春炬燵/八染藍子》春になってもまだ寒い日があり、なかなかしまえないでいる炬燵のことを言います。

落花

《中空にとまらんとする落花かな/中村汀女》桜の花が舞い散る様をいいます。きれいですよね。

春の川

《春の川水が水押し流れゆく/古屋秀雄》春の川は雨や雪解けの水を運んできたりして水かさが増します。のどかな陽気と相まってそれこそうららかなのんびりとした雰囲気もありますよね。

《谷川の音天にある桜かな/石原八束》ご存知桜は日本の国の花でもあります。毎年春に咲き1〜2週間ほどで散る。年度の節目の時期に合わせて咲く様は、人々の思い出を演出する花でもあるのではないでしょうか。結構句を作ろうとすると難しい季語の一つという印…

暖か

《暖かや背の子の言葉聞きながし/中村汀女》暑さ寒さも彼岸までなどと言いますが、彼岸を過ぎたころから温暖な春の陽気になってきますよね。

鮊子

※西村和子さんにもらった鮊子の「釘煮(クギニ)」、おいしかったです。《一網の鮊子まざりものあらず/茨木和生》いかなごと読みます。イカナゴ科の海産魚。銀色の細長い魚で、春先に幼魚が獲れ、それを神戸のあたりでは各々の家で佃煮を作り、家庭の味みたいな…

サイネリア

《サイネリア咲くかしら咲くかしら水をやる/正木ゆう子》カナリア諸島のキク科の多年草の花だそうです。確かに菊の香りがしましたわ。どうも本名はシラネリアのようですが、「シ」の音が「死」に通ずるので言い換えられたとか。正木さんの掲句、なんか結構字…

独活

《独活きざむ白指もまた香を放ち/木内彰志》 先日ツイッターで神野紗希さんが、 【問1】季語はどれでしょう A 就活 B 婚活 C 独活 D 終活 こうつぶやかれましてね・・・w。 いや〜全然わからんわ。でも就活ちゃうの一番季節感あるやん。婚活と終活は季…

ヒヤシンス

※この写真は増山由美子さんから頂きました。《水にじむごとく夜が来てヒヤシンス/岡本眸》 地中海沿岸が原産のユリ科の植物だそうです。剣状の葉が根元から数枚出てその中心から花茎が直立し、一重または八重の花が多数の鈴をつけたように総状に咲くとのこと…

春燈

《春の灯をともしゆゑなき愁ひかな/遠藤若狭男》「シュントウ」と読みます、春闘じゃないですよw。春の灯、春ともしなども同列の季語です。なんだかなまめかしい、またやるせないような、春の灯はロマンチックえす♪

二月

《波を追ふ波いそがしき二月かな/久保田万太郎》月のはじめに立春があるので暦の上では春に入りますが、一般的な感覚からすると一年で一番寒い月が二月なんじゃないでしょうか。地域てきなものもありますが、二月も後半にはってくるとだいぶ春らしい日もあっ…