2016-01-01から1年間の記事一覧

夏の山

※この写真は丸山智慧子さんから頂きました。高い山も雪が解け、青葉が茂り生命力にあふれたみずみずしい感じの夏の山。登山が好きな方が夏山を目指して登るシーズンでもあります。《裏口を出てふるさとの夏の山/深見けん二》

新茶

※この写真は菅真美さんから頂きました。その年の新芽で製したお茶のことで、走り茶とも言います。新茶が出回ると前年のお茶は「古茶」となります。《便りより先きに厚意の新茶着く/貞弘衛》

京鹿子

※この写真は丸山智慧子さんから頂きました。バラ科シモツケソウ属、国産の多年草だそうです。6、7月頃、茎の頂上部分にピンク色の粒状の花を咲かせます。京都で染めた鹿の子絞りに見立ててつけられた名前だそうで、とても優美な感じですよね。ちなみに私はこ…

桜の実

桜の花を愛する日本人もなかなか桜の実は見たことがあるひとは少ないのではないでしょうか。私も先月初めてみましたw。梅雨のころに赤黒くなるそうです。《桜の実わが八十の手を染めし/細見綾子》

ダービー

JRA日本中央競馬会で、概ね5月の最終日曜日に行われる日本ダービー。正式な名称は「東京優駿」、芝コースの2400mのレースだが、何と言ってもこのレースの最大の特徴は同世代間のチャンピオン決定戦で、3歳馬限定のどことなく夏の甲子園大会のような一生に一…

釣堀

※この写真は加藤裕美さんからいただきました。料金をとって魚を釣らせて遊ばせるところだが、なかなかそう簡単には釣れないらしいですw。一年中やっているが、特に人手の多くなる夏の季語となったようです。《釣堀の四隅の水の疲れたる/波多野爽波》

苜蓿の花

※この写真は中塚恵美さんから頂きました。続けて春の季語となりますが、これはみなさん読めますでしょうか?そして何のことだかわかりますでしょうか?そうです、写真を見てもらうとわかると思うんですが、クローバーと言った方がなじみがありますかね。漢字…

※この写真は玉手のり子さんから頂いた、「ニホンアカガエル」だそうです。春の季語ではありますが、いい写真を頂いたのでアップさせて頂きます。私生き物があまり得意ではありませんが、中でも苦手な両生類、カエルちゃんは触れないなあ多分w。「かわづ」と…

蚕豆

※この写真は中塚恵美さんからいただきました。空に向かって直立するので蚕豆(空豆)というそうです。まだ青いうちに収穫し、中の実をゆでて食べるのが一般的ですね。《皿二つそらまめとそらまめの皮/行方克巳》

兜虫

※この写真は西郷敬さんからいただきました。ご存知兜虫は夏の季語です。《ひつぱれる糸まつすぐや甲虫/高野素十》

初鰹

黒潮に乗って北上する鰹。青葉の5、6月ころ捕れるはしりの鰹を初鰹と言うそうです。江戸時代江戸っ子には珍重されたとのことです。《目には青葉山郭公(ほととぎす)初鰹/素堂》

豆飯

※この写真は大年くりやさんから頂きました。蚕豆やえんどう豆、あとグリンピースのもあると思いますが、お豆を炊き込んで塩味をちょいとつけたご飯。豆の緑色と白飯のコントラストが鮮やかです。《日曜はすぐ昼となる豆の飯/角光雄》

夜店

※この写真はMari Hataさんからいただきました、新潟県三条八幡まつりの様子だそうです。社寺の境内の縁日などに欠かせない露店のこと。《父の背が記憶のはじめ夜店の灯/黒崎かずこ》

草刈

※この写真は下記の句の作者でもある、市堀玉宗さんからいただきました。家畜の飼料や農作物の肥料などに使われる雑草を刈り取る作業のこと。《怒る気になれず草刈り始めけり/市堀玉宗》

初夏

夏の初めのころ、立夏から五月中あたりまで。新緑が美しく、梅雨入り前のすがすがしい季節となります。《初夏に開く郵便切手ほどの窓/有馬朗人》

水馬

※この写真は川越歌澄さんからいただきました。あめんぼです。あめんぼうでもOKです。小川や池に浮かぶ六本足の昆虫。なんでも飴に似た匂いがするので「飴棒」を語源とする説などがあるようです。《あめんぼと雨とあめんぼと雨と/藤田湘子》

丁字草

※この写真は丸山智慧子さんからいただきました。この植物は多分見たことがないというか、目に止まったことがないと思います。名前も初めて聞いたかどうかというところ。「ちょうじそう」と読むようです。キョウチクトウ科の植物で5月ごろに青紫色を茎のいた…

茨の花

バラ科の落葉低木、五月頃から芳香のある白い花が咲くとありますが、全然におわなかったなあw。花茨・花うばら・野茨の花 《海へ出る砂ふかき道花いばら/大井雅人》

修司忌

5月4日は寺山修司さんの忌日。青森県生まれ、1983年に47歳で逝去されている。私、俳句を始めるまで文学などに全くといっていいほど興味がなかったので、なんの人だかほとんどわからず、でもなんとなく競馬関係のメディアで見たことがあるという程度のひとで…

遅日

春になり日没が遅くなったなあっていう感じの季語です。一番日没が遅い、つまり日が長いのは夏至の日ですが冬にさんざん早くに日が暮れるのを見てきたあとの春に感じるという意味の季語です。《縄とびの端もたさるる遅日かな/橋輭石》

春暁

※この写真はPTA会長時代のお仲間、吉川誠さんからいただきました。春の夜明けのこと。古くは春暁(しゅんぎょう)と言えば夜明け前、まだ夜中に続くあたりをいい、春曙(はるあけぼの)は「やうやう白くなりゆく・・・」ということで夜が明けた側の時間帯を…

翁草

※この写真は丸山智慧子さんからいただきました。キンポウゲ科オキナグサ属で、本州、四国、九州の低山地や川原に自生する多年草だそうで、「おきなぐさ」と読みます。花は釣鐘状の赤紫色で、花期が過ぎると白い毛におおわれた実をつけるんだそうですが、それ…

啄木忌

4月13日は石川啄木が亡くなった日だそうで、忌日の季語となっております。名前は知っていましたが、歌人、短歌を詠む人だったんですね。小説を書く人なのかと思ってましたわ。岩手県生まれで26歳の若さで結核で亡くなられたようです。はたらけど はたらけど…

マルスダレガイ科の二枚貝だそうです。北海道から九州にかけて幅広く分布。日本人には古くからなじみのある貝で、お祝いの膳にはかかせない一品だったりします。風味がよく蒸したり焼いたりおいしくいただきます。《蛤のひらけば椀にあまりけり/水原秋櫻子》

片栗の花

※この写真と下記の句は、小酒井あゆみさんから頂きました。山林の斜面の半日陰のところに群生するユリ科の多年草。紫色の花を下向きに咲かせるちょっと変わった見栄えの花です。古くは「かたかご」と呼ばれ万葉集にもその名は登場するとのこと。《大勢の一人…

※この写真は丸山智慧子さんからいただきました。「すみれ」と読みます。スミレ科スミレ属の多年草で、東アジアの日当たりのよい野山に自生しているとのこと。別名が「相撲取草」と言うそうですわ。三色菫(パンジー)はヨーロッパが原産の園芸用の品種だそう…

春の暮

春の夕方、夕暮れ時のことです。 対して春の終わりを表す「暮の春」とごっちゃにならないように注意されたし。《妻亡くて道に出てをり春の暮/森澄雄》

蜆汁

蜆の味噌汁は春の季語です。「蜆」も春の季語です。《亡ろびたる国の光や蜆汁/高野ムツオ》

クロッカス

※この写真は斎藤信義さんから頂きました。南ヨーロッパなどが原産のアヤメ科の球根植物だそうです。春に咲くものと秋に咲くものがあるらしく、春咲きのものを「クロッカス」と言うそうです。じゃあ秋はなんなんだろうかw?黄色、白、紫など可憐な花を咲かせ…

茶畑

四月上旬から五月にかけて行われる茶摘み。そのお茶が植えられている畑は緑がつらなり美しいですよね。《茶畑に川靄やさし奥三河/文挟夫佐恵》